デスクワークが多く、歩く事が少なくなっている現代では
股関節や骨盤周辺がかたまってしまっている人が非常に多いです。
開脚などのストレッチをしようにもかたすぎてストレッチも出来ない…そんな時は頭から緩めてあげましょう。
股関節が辛い時は側頭筋から緩める
股関節については頬骨や下顎骨も連動してくるのですが、
セルフで行のは感覚が難しいので感覚がわかりやすい側頭筋からアプローチをお勧めします。
側頭筋はその名前の如く、側頭部に付着している筋肉です。
側頭骨を覆い、頭頂骨にも付着しています。
顎の咬筋と共に咀嚼筋としての役割があるので噛み締めやストレスでの影響を受けやすい筋肉です。
身体の内側を通って股関節と繋がっている
側頭筋・咬筋は筋筋膜経線上では、ディープフロントラインを介して骨盤底筋や内転筋と繋がるので
側頭筋を緩める事で結果的に股関節周辺が緩んできます。
逆に膝の内側を緩める事で胸鎖乳突筋などの前頸部、顎の内側の舌骨筋群が緩むことにも繋がります。
また、側頭骨は生物学上骨盤の腸骨との関係が深く、頭頂骨との間の鱗状縫合は背中や肩とも連動するので
肩こり・腰痛など様々な疲れにも効果が期待できます。
股関節がお疲れの場合には側頭部、主に耳の指2個上周辺の鱗状縫合を
意識してじっくり動かすようにほぐしてあげてみてください。